幼稚園が始まり、約1か月約過ぎましたね。子ども達も新たな園生活に慣れてきた様子で、クラスの友達、また年限を共に過ごす友達と少しずつ互いに歩み寄りながら、楽しむ姿が見られてきました。
カトリックでは、5月は聖母月と呼ばれています。四季折々の中で春の訪れとともに自然界の実りをもっとも感じさせてくれ、また主の復活の喜びと希望に満ちた月なので、聖母マリアに捧げようという思いから生まれたという説があります。また、イエス・キリストに従い、最後まで忠誠を尽くし、私たちの母となってくださった聖母マリアを敬うように努めていきたいという人々の心から生まれてきたともされています。
園でも毎年この聖母月を大切に過ごしてきましたが、今年度は6月の新たな園生活の始まりと共に、聖母月の思いを乗せて過ごしていきました。
新たなクラスで出会った友達の姿を知る中で、互いにどのように関わったらよいかわからず、戸惑いも見られていましたが、泣いている友達、困っている友達を見つけた時、声をかけなくとも、涙を拭いたり、できないところを手伝ったり、手を繋いで導く温かな子ども達の姿が見られ、自然と優しい気持ち、思いやりの気持ちが行動に現れていることを感じました。
クラスでは子ども達のその心を共有し、マリア様に花束という形でお捧げできるよう、互いにペアになり、協力して花紙を1枚ずつ開き優しい気持ちでお花を咲かせました。
マリア祭当日は聖母像を囲み、代表のお友達が心の花束をお捧げ✿
みんなで心を合わせてお祈りし、マリア様の歌を歌いました。
まだまだ園生活は始まったばかりですが、こうして共に過ごせる毎日に感謝をしながら、日々互いに助け合い、一人ひとりの心がほがらかに柔らかく育まれるように大切に過ごしていきたいと願ったマリア祭でした✿